久々のFTP計測とパワートレーニングについて
3ヶ月ぶりにFTP計測をしてパワートレーニングについて思うところがありました。
以前のFTPは238W パワーウェイトレシオは3.5kg/wほど。MAP方式で20分の平均W数に0.95を掛けて測りました。
今回はgarmin 520JについているFTPテストで計測してみました。
STEP1 ウォームアップ 20分
STEP2 L6 5分
STEP3 L2 10分
STEP4 L4~ 20分
STEP5 L2 10分
STEP6 クールダウン
基本はMAP方式と同じく20分の平均W数から近似値を算出するようです。
◆結果
保護フィルムが剥がれかけで画面きたねぇな。
パワートレーニングを取り入れている人はわかると思いますが、FTPを計測して何の意味があるの?疑問に思うと思います。
1時間当たりの出力を測って、高かったとか、低かったとか一喜一憂して楽しむだけでも悪くはないと思いますが、それが直接強さにはつながらないので、それだけなら意味はあまりないのかなと思います。
あと、パワートレーニングをしている人が、FTPの結果だけで、トレーニングメニューを考えるのは早計だと思います。
せっかく高価なパワーメータを買ったんだから、より有効に活用できるように一度ちゃんと得意分野と不得意分野を調べて、それからメニューを考えることをお勧めします。
じゃあ得意分野と不得意分野ってどうやって調べんだよって話になると思いますが、パワープロフィールと疲労プロフィールを計測します。現在はFTP解析の便利なツールがたくさんあるので、得意不得意がわかるとは思いますが、やっぱり一度は測ってみてほしいです。
疲労プロフィールとパワー・プロフィールで脚質を深く分析する(パワー・トレーニング情報)
これを測ることによって、例えば、L7が高いとスプリンターとか、脚質の判断にも使用できます。それにより、苦手分野を克服するのか、得意分野を伸ばすのか、どうなりたいか、どういうトレーニングプランで進めていけばいいかということが見えてきます。自分の目指す理想に最短距離で近づけるはずです。
じゃあお前はどうなんだって話ですが、現段階ではL7が平均よりも低く、L5、L4が平均よりやや上あとは平均なので、典型的な持久系の脚質のようです。脚質的にはクライマーやオールラウンダーになると思います。
得意なレースはエンデューロやヒルクライム。クリテリウムなどの短時間ハイスピードなレースは集団にはついていけるかもしれないけど、スプリント勝負になるとまったく勝てないでしょう。
L7が不得意なので、スプリントの練習をするか、持久力にさらに磨きをかけるか。どちらに時間を多く割くべきか、悩みそうですが、どちらに多く時間を割くべきかも判断することができます。
けれど、そんなパワートレーニングにも落とし穴があります。パワー一辺倒になってしまうことです。一時期はまりすぎてパワー信者になってました。パワーが表示されないと走るモチベーションが上がらない。パワーが表示されないと、どのくらいの出力でペダルを漕げばいいのかわからない。重症でした。また本番でもパワーを表示してサイコンとにらめっこして出力だけを見ながらペダルを漕いでいました。コース、勾配、風、路面状況、周りの動き、パワーよりも見ないといけないものがたくさんあるのに。
ここまで極端な人はいないかもしれませんが、その結果、FTPは向上したのにヒルクライムのタイムが遅いとか、そんな状況に陥り、若干スランプになりました。
そのせいもあってか、最近は全然パワー見てません。とくにヒルクライムは見ないほうが速いと思います。心拍数とかパワーとか、傾倒し過ぎずに一つのものの見方・尺度くらいで捉えるくらいがいいんじゃないのかなと思います。
◆まとめ
・パワトレしてる人はパワープロフィールと疲労プロフィール作ってみようぜ
・パワトレははまりすぎるとパワー一辺倒になって型にはまってしまうから注意が必要
・たまにはパワーみないで走ろうぜ