FLOのホイール インプレッション
FLOの60mmカーボンディープアルミリムクリンチャーで160キロほど走ってきました。
スペック
FLO 60 | Front | Rear |
---|---|---|
Weight* | 875g | 1061g |
Rim | 700c Aluminum Clincher | 700c Aluminum Clincher |
Brake Track Width | 24.4mm | 24.4mm |
Fairing | Matte 3k Carbon Fiber | Matte 3k Carbon Fiber |
Depth | 60mm | 60mm |
Max Fairing Width** | 27.2mm | 27.2mm |
Spokes | Sapim CX-Ray | Sapim CX-Ray |
Spoke Count | 20 | 24 Standard (<198lbs) / 28 Clydesdale (<242lbs) |
Spoke Pattern | Radial | 2 Cross Standard / 3 Cross Clydesdale |
Hub | FLO VORTEX | FLO VORTEX |
Free Hub | - | Shimano 9/10/11 OR Campy 9/10/11 |
Bearings | EZO Stainless or TPI Ceramic | EZO Stainless or TPI Ceramic |
加速
漕ぎ出しは普段履きのシャマルウルトラよりは少し重いかなという印象です。
あまり踏み込まなくてもグングン加速します。
伸び
アルミリムで外周が重いせいか、スピードの伸びすごく良いです。
ディープリム全般に言える事かもしれませんが、加速後のスピード維持があまり脚を使わなくていいので楽です。
巡航
平坦でトレインの先頭で20分ほど、上ハンでノンストップで35~40km/hほどで牽いてみました。(FTPと同じくらいの動力)
心拍は10%減、ワット数は20%減で維持できました。ディープリムの恩恵ですね。
下り
ヤバイです。スピードに乗ってからの軽い加速で70近く出ます。
たぶん全力スプリントしたら80くらい出るんじゃないかなと思いますw
登り
前後1936gと重量があるせいか、シャマルウルトラ(前後1400g)と比べて、踏んでからのリアクションが少~しだけ鈍いです。
それを考慮してペダルを大きく回せば、問題なく登れます。
短い登りだとあまり感じませんが、長い登りは重さを感じます。
なので、長い登りは軽くて剛性のあるホイールのほうが良いと思います。
横風
これはFLOに限ったことではないですが、ディープリムは横風怖い。ハンドルを取られます。
あらかじめ横風が吹くことが分かっていれば、そうでもないですが・・・
重心を低くしたフォームであれば、対処出来ると思います。
向かい風
だいぶ楽です。
ディープリム特有の風切り音もあってか風をかき分けて進むようなイメージです。
追い風
最高です!
値段
前後ともに$474(90mmも$474、30mmは$274、Diskは$599)
ベアリングを+$100でセラミックベアリングにして
関税込みで、お値段なんと15万円。
60mmカーボンディープアルミリムクリンチャーがこの値段はなかなかないんじゃないかと思います。
まとめ
・漕ぎ出しは少し重い
・スピードの伸びはよい
・スピードの乗ってからの再加速はいい
・長い登りには向かない
・横風怖い
・お買い得!
TTとか平坦スプリントで大活躍すると思います。
ヒルクライムには無用の長物かもしれませんが、
ヒルクライムレースで下り区間や平坦区間があればアドバンテージを得ることは出来ると思います。