第13回 乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム2016 当日
朝5時半起床。松本から会場まで向かう。ショートカットして1時間弱で着いた。
早速準備。
フロントフォークに計測タグをつけようとすると、なんと、前輪のスポークも一緒にタイラップで止めてしまう。
やっちまった…
ハサミ的なもので切ろうかと思ったけど、そんなものはないし、第二駐車場は本部から1キロ以上離れてて人がいない。
どうしたものかと思ったけど、ゼッケンの安全ピンでタイラップの爪を抑えてなんとか付け直す事が出来た。マジ焦った。
そして、本部に到着。
写真撮影用のボードも用意されている。
入賞した暁には、是非ともここで撮りたいな。
前日の雨もなんのその。快晴とまではいかないけど、しっかり晴れて良かった。
スタート前。特に緊張とかはない。ガチでタイム狙おうというよりは、ヒルクライムを、乗鞍を楽しもうと思った。
コースは17.5キロで標高1600mから2700mまで登る感じ。けど、乗鞍スカイラインは14.4キロなので、ゴールするまでその距離がヒルクライムコースの全長だと勘違いしてた。
スタート後10%以上の勾配が続く。心拍数は90%をゆうに超えてるけど、14.4キロしかないと思い込んでるので、ガシガシ飛ばす。
九十九折の平湯峠まで差し掛かると、勾配が8%位に落ち着く。
270W位でいい感じのペース。ややオーバーペースだけど、1時間位は持つはず。
しばらく進むと乗鞍スカイラインの入り口に差し掛かる。あれ?と思ったけど、このとき考える余裕はなかった。
勾配10%超えの登りが容赦なく襲いかかる。けど、景色はすごくいい。この頃からレースへの集中力がなくなる。
頂上近い感じの風景っぽいけど、まだ半分も来てないという事実。スケールが違う。全然木も生えてるしね。
長い一直線の登り。もちろん10%超え。この頃から、ケツと太ももの付根がめっちゃ痛くなりシッティングが出来なくなる。こんな事は初めて。仕方ないのでダンシングで登っていく。
当然コンタドールじゃないので、遅いし疲れるし、どんどん抜かれる。
みんなサイコンと睨めっこしながらガンガン登っていく。抜かれる側の負け惜しみだけど、それより周りの景色楽しもうぜって内心思う。いや、レースなんだけどもw
それでも進んでいくと、周りの風景から木がなくなってきた。
この頃からサイコンに表示されてる心拍数が下がり始める。90%超えだったのが、80%位になり、呼吸も浅くなる。ペダリングの1ストロークごとに吸う、吐くを繰り返してるのに、脈拍を図るとかなり早い。酸素が薄い影響なんだろうか…
勾配は6〜8%位なのに、心拍数も低いのに全然踏めない。パワーも200W以下しか出ない。
なげえ、とにかくなげえ、まだか。残り5キロの看板はまだ見えてこない。
残り5キロの看板が見えてからは早かった。写真で見た乗鞍の風景だ!って思いながら楽しんで登った。すでにレースから降りて乗鞍サイクリングを純粋に楽しんだ。
そんなこんなでゴール。
TIMEが映えるねぇw
余談だけど、頂上で一瞬招待選手のコースレコード保持者の森本選手を見かけた。雑誌とかのイメージだとヒョロっとしたクライマー体型だと思ってたけど、実際は腕も太くてかなりの筋肉質だった。
色は白かったけどね。
しばらくしてから、みんなで下り。
登ってる最中は森林限界がなんぼのもんじゃい、って思ってたけど、下り!
いやースゴイ!
メチャメチャいい!
パノラマみたい。登ってる最中は二度と登りたくねぇwって思ったけど、この景色をみて、また来たいと思った。
いつかみんなで来れたらいいな。
下山後。
帰り、諏訪湖の1つ手前のみどり湖PAの山賊ラーメンを食べた。
うますぎてびっくりした。
みんな次の諏訪湖に行くんかなぁ。
見た目、唐揚げの一点押しかなと思ったけど、濃いめのしっかり味のついたどデカイもも肉の唐揚げ、たっぷりのキャベツの甘みとスープの3重奏。そのコンチェルトに麺が絡み、終わりなき味の…ま、いいや。
とにかく美味かった。
来年も乗鞍挑戦するぜ!