Lifeisbicycle

TIME乗りのヒルクライマーなつぶやき

TIME乗りのヒルクライマーは2度死ぬ

3月20日に行われるヒルクライムレース、久留米つばきカップTT in 草野の試走に行ってきました。

f:id:papaking_ken:20160212113450j:image

 

コース

 

距離約3.7㎞・高低差約440m、斜度平均11.9%・最大22%の激坂です。

jtbsports.jp

 

カペルミュールに1発KO

 

スタート開始から斜度11%から段々と上がって行き300mほど進むと17%ほどになります。その後、アスファルトからコンクリートの地面になり、斜度20%越の100mほどの直線が見えてきます。ヒルクライムで足をついたことはトラウマのあの時以来ありませんでしたが、長い直線を見て、心がポッキリと折れました。

 

 

トラウマのあの時

lifeisbicycle.hateblo.jp

 

 

再スタートしようにも20%越の激坂でクリートキャッチがうまく出来ず、立ちゴケしそうになります。しかたないので、勾配が緩くなるまで押して歩きますが、ビンディングシューズで坂を上ると腰が痛い。全然進みません。やっとのことでV字の九十九折まできたので、そこから再スタートします。

 

一安心もつかの間

 V字の九十九折から斜度が6~8%ほどに落ち着きます。もうすでに脚が残っていないので、くるくる回して登って行きます。いやー楽勝です。

たぶん後はこんな感じの登りしかないだろうとなぜか勝手に思っていました。人間とは自分に都合のいい解釈しかしないものみたいですね。

 

TIME乗りのヒルクライマーは2度死ぬ

 すると段々と斜度が上がって行きます。おかしい。もう登りはないはずだけど。

サイコンには15%と表示されています。それでもがんばってしばらく進むと、コンクリートの道路になりました。あ、カペルミュールさんこんちは。バイバイヒルクライム。ということで、2度目の足つき。

全くの不意打ちと残りの距離や勾配が全く分からず、ひよってしまいました。マラソンでもそうだけど、一回とまっちゃうととまり癖ついちゃいますよね。

 

負けっぱなしでは終われない、コース分析だ

f:id:papaking_ken:20160212105215p:plain

4つの区間に分けてみました。

 

①11%~17%までじょじょに斜度上昇

②20%越のカペルミュール

③6%~10%くらいの脚休め

④2度目のカペルミュール

 

対策だぞコノヤロー

 

①インナーローで脚をなるべく使わないようにケイデンス重視でカペルミュールにそなえます。ダンシングは時期尚早です。

②ダンシングでなんとか乗り切りましょう。少々の蛇行もやむなしです。ここを超えれば一休みできます。

③次のカペルミュールに備えて、乳酸を抜きます。ギアはそのままで、高ケイデンスを維持します。また、腹式呼吸で息を整えます。

④徐々に斜度が上がってきて、2度目のカペルミュールの登場です。最後の力を振り絞って、気合と根性で登ります。②のカペルミュールより斜度は少し緩いですが、その分距離があります。いきなり脚を使わないように、ペース配分に気を配りつつ登ります。

 

とまあこんな感じです

 

たぶんこのコースを足を付かずに登れたら、ヒルクライム上級者っていっても良いんじゃないかなと思います。

登ってみて思ったのは、このコースに自分の力量を試されてる感じがしました。フィジカルとメンタル、ヒルクライムの経験、テクニックすべてがそろってないと、足つきなしの完走は難しいんだろうなあと思います。

本番まであと1ヶ月とちょっと。どこまでやれるかわかりませんが、やれることをやってみようと思います。