速く走るために、遅く走る
ヒルクライムはカラダにすごく負荷がかかります。
心拍は上がるし、足には乳酸たまるし。
けど、何回か走っていると、負荷に慣れます。
きついんだけど、我慢できる。
我慢できるから、少し負荷を上げる。
また、何回か走るうちに負荷に慣れてくる。
上げる⇒慣れる⇒上げる⇒慣れる 基本はこの繰り返しです。
トレーニングは即ち、負荷に慣れる行為と言えます。
冬などの寒い時期になると、なかなかヒルクライムできなくなります。
そして、カラダが負荷を忘れてしまうと、今まで耐えることが出来た負荷に耐えられなくなります。
前は登れていた山や峠、坂が登れなくなり、タイムが落ちます。
では、負荷をどんどん強くすれば、速くなる?
正解でもあり、間違いでもあります。
基礎が出来ていない時に負荷を上げても、伸び悩んでしまう。
基礎練習をたっぷりと行うことにより、負荷を上げた練習にも耐えられるようになります。
サイクリストとしての経験年数が浅いほど、基礎練習不足による伸び方の違いが顕著に出ます。
冬場は汗をかけないし、寒さで怪我などもしやすくなってしまうため、練習としてはLSDが最適かつ理にかなっていると思います。
LSD不要論もありますが、ベテランサイクリストにとっては不要であるのかもしれませんが、経験の浅いサイクリストにとっては必須の練習だと思います。