TIMEのフレーム RTMとは
TIMEのフレームにRTMって書いてあるアレです。
RTMとはResin Transfer Molding(レジン・トランスファー・モールディング)の略で、
成形「型」の内部に強化繊維などの芯材を設置し、そこにエポキシなどの樹脂を注入・浸透させたあとに硬化させる成形法。
TIMEのフレームは、独自に編みこまれたカーボンを使用しています。
具体的には、
効果的なねじれのための双方向の三つ編み(15°から65°まで変化するカーボン繊維)と、
屈折のための単短方向の三つ編み(0°)で構成されています。
これにより、乗り心地と正確な感触、衝撃に対する耐性や、追加の破損リスクを回避できます。
TIMEのカーボンは複雑に編みこまれた繊維で出来ているんですね。
TIMEのカーボン柄の秘密が分かった気がします。
また、TIMEは、「液体」成形技術、RTM(樹脂トランスファー成形)を使用します。
これは、金型内の圧力下で熱硬化性エポキシ樹脂の注入を指します。 この型は、複合材料の補強要素のすべてが組み込まれています。
この構造体を注入する際に、樹脂は、構造体の接合部となります。
最も複雑な領域注入のおかげで、圧力下で使用される温度に含む繊維の含浸に優れています。
層の完璧な凝集、プリプレグ法で再現することができ、特に繊細な段階ではない構造の圧縮を凌駕することを可能にします。
成形手順によって保証形状および厚さは、プロセス中の任意の繊維の動きを必要としない剛体構造に実施しました。
織物構造の柔軟性以来、成形時のフォームの自由は、複雑な形を実用化することができます。
RTMシステムは、簡単に全体の均質かつ一貫した生産を保証し、工業化されています。
編みこまれたカーボンと樹脂の構造をRTM製法で硬化することにより、剛性があり、かつ撓るフレームになるわけですね。
TIMEのインプレッションで使われている表現に、
硬いけど、柔らかい。しなりながら進む。ちぎれそうなときに助けてくれる。魔法の絨毯なんてのもあります。
TIMEのRTM製法から鑑みるに、表現の一つとしてアリなのかなと思います。
参考